週刊マガジン

あなたの便が誰かを救う?! 腸内細菌の脅威を再確認👀💡

こんばんは

ヘルスℹ️の田澤です。

「もう一つの臓器」
とも呼ばれる腸内細菌は、

腸の中だけに留まらず
脳や目など全身に影響を与える
力を持っています🥼

特に
腸内細菌の持つ力により、

・難病で治療法がなかった病気
・諦めていた症状
・原因不明の長年の不調

などなど

多くの疾患に対し
効果が認められている
ある治療法があります。

それが、

「便移植」です💡

順天堂大学が行った研究では、
難病指定疾患である
潰瘍性大腸炎の患者に
便移植をしたところ

計97名の内

▶61名が改善
▶35名が寛解

という
驚異的な結果が出ています💡

今回は、

「便移植と腸内細菌の重要性」について

掘り下げていきたいと
思います!🥼

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✔便移植とは?

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誤解がないように
先にお伝えしておきますが、

便移植は
他人の便を
そのまま使用するわけでは
ありません!!

ドナー提供のあった便から
不純物を取り除き
腸内細菌を培養し
精製したものが使用されます。

経口投与と
内視鏡やカテーテルで
腸内に投与する方法が
ありますが、

日本の主流は
腸内へ直接投与する
後者の方法です。

 

健康な人の腸内細菌を
取り込み腸内環境を変え、
症状の改善を目指す
治療法です💡

しかし、
”他人の便”と聞くと
ゾクッとしてしまう人も多いと思います💦

アメリカや中国では
自分が健康な時の便を保存できる機関がありますが、
日本にはまだありません。

いずれ日本でも
このような機関ができる可能性はありますが、

自分の便を移植した
興味深いアメリカの研究データがあるのでご紹介します🥼✨

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腸内細菌が変わると
リバウンドしない?!

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・過体重の男女90人
・平均年齢 52歳
・平均BMI 31.3(肥満2度)

この方たちを対象に
3つのグループに分けて
6か月間ダイエットをしてもらいます。

①一般的な食事改善グループ

②地中海式ダイエットグループ:くるみを1日28g摂取

③グリーン地中海式ダイエットグループ:地中海式ダイエットをベースに赤身肉や加工肉の摂取が少なく、タンパク質が多い食事

ダイエット終了後に便を採取し
凍結後に専門施設で処理されたカプセルを、6ヶ月後~14ヶ月間まで経口摂取しリバウンドの影響をみました。

また
食事内容の改善に加え
週3日以上の運動も
課せられています。

<結果>

①一般的な食事改善と
②地中海式ダイエットグループはプラセボ群と比較しても有意な差がありませんでしたが、

③グリーン地中海式ダイエットにおいては、

体重のリバウンド効果が
プラセボ群:50%に対し
自家便移植:17.1%という
著しい効果が現れました💡

ちなみに、
①と②のグループも
総コレステロールの減少や
炎症マーカーの数値が
減少していました💡

つまり
この研究から分かることは、

▶食事内容を変え
運動習慣をつけたことで
腸内細菌が変化

▶生活習慣で
腸内細菌は変えられる

▶腸内細菌は代謝の維持や
抗炎症作用にも働く

ということです💡

ダイエット期間中に腸内細菌が
変化したことで、
ダイエット終了後の14ヶ月後まで効果が現れたのです。

現在、
便移植の効果が期待されている
症状はこちら。

★クローン病
★難治性腸炎
★過敏性腸症候群(IBS)
★腸管ベーチェット
★アレルギー症状
★精神疾患

便移植(腸内フローラ移植)を
行っている病院は多いですが、
保険適用外の治療です。

効果が見込める最低投与回数は
3回と言われており、
約100万円前後の治療費がかかります…

治療法がない病気や
何をしても治らない症状に
便移植はとても期待できる治療法と言えますが、

生活習慣を整えることで
腸内細菌は変えることができるのです✨

▶野菜の量足りてる?
▶摂取カロリー多過ぎない?
▶運動量少なくない?
▶しっかり眠れてる?
▶ストレス解消できてる?

今回の内容で
改めて日々の食事内容や運動習慣を見直すきっかけになっていただければ幸いです😊

自分の便が誰かを救えるかもしれませんよ✨

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