日刊マガジン

【超危険】食後に襲う眠気は“体のSOS”サイン

ヘルスインフォメーションの鈴木です。

「お昼を食べたら異常なほど眠くなる」
「ランチ後の会議でウトウトしてしまう」

夜はちゃんと寝ているのに、
日中どうしても眠気に襲われる。

もし心当たりがあるなら、
これはただの疲れではなく
血糖値が急に上がっている
サインかもしれません。

「私は太ってないし、
血糖値もいつも正常だから大丈夫」

そう思った方こそ要注意です。

実は、血糖値が急に上がること自体が
体にとって大きなリスク。

今日は、なぜこの“血糖値の急上昇”が
危険なのかをお伝えします。

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眠気の正体は 糖質疲労
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この食後の強い眠気は
糖質疲労 と呼ばれます。

糖質疲労とは、食後に
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強い眠気 集中力の低下 イライラ 小腹の空き
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といった症状が現れる状態のこと。

原因はズバリ
\糖質の摂りすぎ/

食後に血糖値が
急激に上がることを
血糖スパイク といいます。

血糖値が140mg/dLを超えると、
体は下げようとして
インスリンを大量に分泌します。

その結果、血糖値は今度は急降下し、
脳に必要なエネルギーが不足。

脳にとっては糖は
車にとってのガソリンと同じです。

血糖が急に減ると
車がガソリン切れで
プスンと止まるように

脳もエネルギー切れで
それ以上思考ができなくなってしまいます。

脳にとっては緊急事態で
すぐさま体に

「もう休んで!」

強制的に眠気を引き起こさせます。

これが食後の眠気の正体!

さらに血糖値が下がりすぎると、
今度は

「もっと糖を入れて!」

と体がサインを出し、
強い空腹感を感じさせます。

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血糖値スパイクが体を壊す
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血糖値が乱高下すると、
食後に血液中へ一気に増えた糖が
行き場を失います。

筋肉や肝臓でエネルギーとして
使いきれなかった余分な糖は処理しきれず、
最終的に脂肪として蓄えられ、
肥満の原因になってしまいます。

同時に、血糖値が急上昇するたびに
血液中で活性酸素が大量に発生し、
血管の内側を酸化させて傷つけてしまいます。

血管はサビついたパイプのように脆くなり、
そこに脂肪やコレステロールが付着して
動脈硬化が進行していく…

こうして血管に負担がかかると
高血圧や脂質異常が進み、
やがて心臓病や脳梗塞といった
重大な病気にまでつながります。

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日本人が特に危険な理由
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驚くことに

「痩せているのに糖尿病」

これはまさに日本人に多いパターン。

実際、日本人の三分の二は
食後に血糖値140を
超えるともいわれています。

ここで欧米人と比べると
欧米人はインスリンをたくさん出せるので、
食べた糖をどんどん
体にしまい込むことができます。

最初は
筋肉や肝臓にエネルギーとして送られますが、
そこは 倉庫 みたいなもので
容量に限界があります。

入りきらなかった糖は、
インスリンの合図で

「じゃあ脂肪にして保存しておこう」

と姿を変えて体に蓄えられます。

だからインスリンを
たくさん出せる欧米人は太りやすいのです。

一方で
日本人はインスリンを出す力が弱く、
糖をうまくしまえません。

その結果、脂肪に変わる前に
血液の中に糖が残りやすくなる。

これが血糖値を高くしたままにしてしまい、
太る前に糖尿病へ進んでしまう理由です。

そのため

「太っていないから安心」

という思い込みは大きな落とし穴。

健康診断の数値が正常でも、
食後にどれくらい血糖値が
上がるかがポイントなのです!

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隠れ糖尿病は食生活のせい
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最近では若い世代でも
隠れ糖尿病が増えています。

なぜならそれは食生活。

典型的なのは

「朝はフルーツだけ」
「昼はとろろそば」

という一見ヘルシーな食生活。

しかしこれは糖質ばかりで、
朝から血糖値を爆上げし、
その後も乱高下を繰り返します。

これでは血管を傷つけるだけでなく、
美容面でもシワやシミをつくる
糖化反応を進めてしまいます。

実は血糖値のコントロールは、
食事の工夫で改善できます。

大切なのは
「糖質をゼロにすること」ではなく、

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糖質を控えつつ脂質と
タンパク質をしっかり摂ること
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脂質とタンパク質を先に摂れば、
血糖値の急上昇を防げます。

なぜなら、脂質やタンパク質は
胃腸での消化をゆるやかにし、
糖の吸収スピードを遅らせてくれるからです。

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血糖値スパイクを防ぐ!
今日からできる食べ方
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✅ 朝食はゆで卵・鮭・豆腐の味噌汁をプラス
✅ 昼食はツナ缶+オリーブオイルや
肉・卵・もやし入りラーメン
✅ おにぎり一個よりパテを増やしたハンバーガー
✅ サラダチキンでなく唐揚げやマヨネーズを組み合わせる

👉 ポイントは
「脂とタンパク質をしっかり、
糖質は控えめ」。

食後の眠気は、
体が発している危険信号です。

すでに血糖値が乱高下している証拠であり、
放置すれば糖尿病や心臓病、脳梗塞、
さらには肌老化と見た目もボロボロに…

でも逆にいえば、
今日から食べ方を少し変えるだけで
未来の健康は守れます。

ゆで卵を朝に1つ足すこと
昼にオイルをひとさじ加えること
小さな工夫からで大丈夫です。

その積み重ねが
10年後の元気と若さを作ります。

ぜひ今日から、
できることから始めてみてください。

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