ヘルスインフォメーションの
Masaです。
本日は、
日常生活の中で知らず知らずのうちに
「腸腰筋を衰えさせてしまうNG習慣」
についてご紹介します。
腸腰筋は体の中心部に位置する
重要な筋肉で、
姿勢や動作に
大きな影響を与えます。
しかし、
現代のライフスタイルでは
腸腰筋が機能低下しやすい状況が
多く存在します。
これを防ぐために、
まずはNG習慣を理解し、
改善策を取り入れることが
大切になります。
そもそも、
知らない方のためにも
腸腰筋とは?その重要性を
まずお伝えしていきます。
股関節と腰椎をつなぐ筋肉群が腸腰筋です。
その役割は
・姿勢の維持:骨盤の安定性を保ち、正しい姿勢をサポート
・動作のスムーズさ:歩行や立ち上がり動作など、日常的な動きを支える
・腰痛予防:腸腰筋が強いと腰部への負担が軽減されるため、腰痛リスクが低下
腸腰筋が健康であることは、
身体全体のパフォーマンス向上に
つながります。
その役割とは
対照的に
腸腰筋が衰えることにより
健康へのデメリットには
どんなものがあるのでしょうか??
腸腰筋が衰えると、
身体の機能や健康に
さまざまな悪影響を及ぼします。
具体的には
『1. 姿勢の悪化』
腸腰筋は骨盤と腰椎を安定させる役割を持っています。
この筋肉が弱くなると骨盤が後傾しやすくなり、
猫背や反り腰など姿勢の乱れが生じます。
その結果、
腰痛や肩こりを引き起こす可能性が高まります。
『2. 腰痛や股関節の不調』
腸腰筋が衰えることで、
腰椎や股関節に過剰な負担がかかります。
この負担は、
慢性的な腰痛や股関節痛の原因となります。
また、
筋肉のバランスが崩れることで
体全体の動きに支障をきたすことがあります。
『3. 歩行能力の低下』
腸腰筋は足を持ち上げる動作に関与するため、
この筋肉が弱くなると歩幅が狭くなったり、
足元が不安定になったりします。
結果として、
つまずきや転倒のリスクが増加し、
高齢者の場合は骨折につながる可能性もあります。
『4. 運動能力の低下』
腸腰筋は走る・跳ぶといった動作にも
重要な役割を果たしています。
衰えることで運動パフォーマンスが低下し、
スポーツ時のケガのリスクも高まります。
また、
日常生活で体力不足を感じるようになることもあります。
『5. メタボリックシンドロームや肥満のリスク』
腸腰筋の衰えは運動不足につながり、
血糖値の調整機能が低下することで
肥満やメタボリックシンドロームのリスクを高めます。
さらに、
脂肪蓄積による体型変化
(例えば下腹部のポッコリ)も起こりやすくなります。
『6. 血流不足による冷え性やむくみ』
腸腰筋が硬化すると血流が悪くなり、
代謝が低下します。
その結果、
冷え性やむくみなどの症状が
現れることがあります。
これらは特に
女性に多い悩みとして知られています。
『7. 骨折リスクの増加』
腸腰筋が弱化すると転倒しやすくなるため、
骨折の危険性が増します。
特に高齢者の場合、
転倒による骨折は
生活の質を著しく低下させる要因となります。
『8. 全身への影響』
腸腰筋の衰えは
身体全体に影響を与えます。
例えば
・重心バランスの乱れによる不自然な負担
・腰椎すべり症など脊椎疾患への進行
・サルコペニア(加齢による筋力低下)の促進
こんなデメリットしかない
状態になってしまう腸腰筋の衰えですが
日常生活の中で
気づかないうちに衰える原因
となる習慣が潜んでいます。
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腸腰筋が衰えるNG習慣
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腸腰筋の機能低下を引き起こす
代表的なNG習慣として
『1. 長時間座りっぱなし』
長時間座り続けることで
腸腰筋は縮んだ状態になり、
柔軟性や強度が低下します。
特にデスクワークや車の運転などでは注意が必要です。
『2. 悪い姿勢』
背中を丸めたり前かがみになる姿勢は
腸腰筋に負担をかけます。
スマートフォンやパソコンの使用時には
特に姿勢が崩れやすいので要注意です。
『3. エスカレーターやエレベーターの多用』
階段を使わずに
エスカレーターやエレベーターばかり利用すると、
股関節を大きく曲げる動作が減り、
腸腰筋が使われなくなります。
『4. 浅いスクワット』
スクワット時に浅い角度でしか行わないと
腸腰筋への刺激が不足し、鍛えられません。
『5. 運動不足』
日常的に運動やストレッチを行わないことも
腸腰筋の衰えにつながります。
特に股関節を深く曲げる動作を
意識的に取り入れない場合、
機能低下しやすくなります。
『6. すり足で歩く』
足を十分に上げずすり足で歩くと、
腸腰筋の活用が減少します。
この習慣も機能低下の原因となります。
では、
こんなNG習慣を改善するために
どんなことを意識すればいいのでしょうか?
下記のことを意識してみてください。
『1. 定期的なストレッチ』
股関節を大きく曲げるストレッチや
背中を丸めた後反らせるストレッチなどを
日常生活に組み込みましょう。
『2. 適度な運動』
階段を使う、一段飛ばしで上るなど
股関節を深く曲げる動作を
意識的に取り入れることで
腸腰筋を鍛えることができます。
また、ウォーキングやヨガも効果的です。
『3. 姿勢改善』
デスクワーク時には背中をまっすぐ伸ばし、
椅子に深く座って背もたれにもたれないよう心掛けます。
定期的に立ち上がって体を伸ばすことも重要です。
『4. スクワットトレーニング』
深い角度までしゃがむスクワットは
腸腰筋への刺激となり、有効です。
『5. 日常生活で意識する』
エスカレーターやエレベーターではなく
階段を使うなど、
小さな工夫でも腸腰筋の健康維持につながります。
最後に
腸腰筋は私たちの
日常動作や姿勢維持に欠かせない
重要な筋肉ですが、
現代人のライフスタイルでは
その機能低下が進みやすい状況です。
長時間座りっぱなしや
悪い姿勢などNG習慣を見直し、
適切なストレッチや運動を取り入れることで
健康な体づくりにつながります。
ぜひ今日から実践してみてください!