こんばんは。
ヘルスインフォメーションの鈴木です。
この質問に
答えられますか?
人間の臓器の中で、
唯一 むき出し のまま
外の世界にさらされているのは
どこでしょうか?
…正解は
「目」
目も臓器?
と思われた人も
多いかもしれません。
目は
見るための器官ではなく
れっきとした 臓器 です。
臓器とは
特定の働きを持ち
複数の組織から成り立つ体の構造のこと。
目は
角膜・水晶体・虹彩・網膜・視神経…
多くの組織が集まり
ひとつの機能を果たしています。
その機能とは
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光を受け取り → 電気信号に変え → 脳へ伝える
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つまり目は
脳と直結した「感覚臓器」
むき出しの神経そのものです。
それなのに
心臓や肝臓ほど大切にされず
最も無防備な臓器こそ、
最もないがしろにされていませんか?
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老眼は20歳から始まる
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「老眼は50代から」
と思っていませんか?
実は目の調節力は
20歳をピークに低下が始まります。
ピント調整をするのは
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水晶体(カメラでいうレンズ)
毛様体筋(レンズを調整する筋肉)
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✔️ 遠くを見る → 毛様体筋が緩み
水晶体が薄くなる
✔️ 近くを見る → 毛様体筋が収縮し
水晶体が厚くなる
ところが年齢とともに、
・水晶体のタンパク質が硬くなる
・弾力が失われる
その結果、水晶体が変形できず
ピント調節が効かなくなる
これが 老眼 です。
さらに最近では
スマホの長時間使用で
若い世代にも
スマホ老眼 が増えています。
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目の寿命は60〜70年?
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人生100年時代といわれますが
体は100年生きても
目は60〜70年でガタがくる
と言われています。
だからこそ「健康寿命」として
目を守る習慣が欠かせません
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実際に目は
毎日酷使されています。
✔️ 情報の8割を目で処理する
✔️ 常に光や空気にさらされる
✔️ スマホやタブレットのブルーライトを浴びる
この結果
黄斑変性や緑内障といった
現代病 が急増しています。
米国では1850万人が
「加齢黄斑変性」で失明の危機に!
これは先進国の
失明原因 第1位です。
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目を蝕むライトと良いライト
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子供の頃
「暗いところで本を読むな」
「テレビは離れて見なさい」
と言われましたよね。
あれは理にかなっていました。
今の脅威はブルーライトです。
スマホやタブレット
LED照明に多く含まれています。
ブルーライトは
可視光線の中で最も波長が短い光。
エネルギーが強く
角膜や水晶体を通り抜け
網膜の奥(黄斑部)まで届きます。
その結果
✔️ 網膜細胞に酸化ストレスを与える
✔️ 活性酸素を増やし細胞を壊す
✔️ 黄斑変性や視力低下を引き起こす
こうしたダメージが積み重なります。
加齢黄斑変性 と呼ばれていますが
実際には 光のダメージが最大要因です。
つまり生活習慣次第で予防できるのです。
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子供の目と太陽光
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子供には「良い光」もあります。
それが太陽光です。
子供の目は、
6〜12歳の間に 眼軸(眼球の奥行き)
が伸びやすい時期です。
眼軸が過度に伸びると
ピントが網膜の手前で結ばれ
近視が進行してしまいます。
ところが
この時期に太陽光を浴びると
網膜から「ドーパミン」
という神経伝達物質が分泌され
眼球の伸びすぎを抑える働きがあることが
研究でわかっています。
さらに眼球は
コラーゲン繊維でできています。
太陽光に含まれる光を適度に浴びることで
この繊維がしっかり結びつき
眼球が伸びにくくなるのです。
現代では外遊びが減り
タブレット使用が増えたことで
子供の近視が急増しています。
だからこそ
子供は外で遊ばせること
そしてタブレットを控えることが重要です。
※大人の場合は
紫外線ダメージが蓄積するため
逆に注意が必要です!
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やってはいけない習慣
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目は繊細で壊れやすい臓器です。
次の習慣は寿命を縮めます。
❌ 目をこする
❌ 目を洗う(ゴミが入った時以外は逆効果)
❌ 激しい眼トレーニング
❌ 強い光に長時間さらす
(ブルーライト・直射日光)
サングラスもファッションではなく、
UV・ブルーライトをカットできる
医療用レンズ を選ぶのが基本です。
真っ黒ではなく、
茶色や薄い黄色など
波長に応じた色を選ぶとより効果的です。
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100年プランで目を守る
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心臓や肝臓を労わるように
目も一緒に労わりましょう。
悪くなってから治す のではなく
壊れる前に守る ことが大切です。
今日からできる習慣はこれ☝️
✅ 子供のスマホ・タブレットは1時間以内に
✅ 読書は紙の本で目を休ませる
✅ サングラスはUV+ブルーライト対応を選ぶ
✅ コンタクトは1日8時間まで
✅ 少しでも異変を感じたらすぐ眼科へ
外出の際はサングラスで紫外線から守る。
休みの日はコンタクトではなくメガネにして
目をしっかり休ませる。
こうした小さな積み重ねが
将来の「見える人生」を守ります。
人生100年時代
最後まで クリアな視界 を保てるかどうかは
あなたが今日から何を選び
どう過ごすかにかかっています。


